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【必読!】読んだだけでピアノが上達!?【ピアノのオススメ本】

こんにちは。

読んだだけで、ピアノが上手くなる本が欲しい!!

 

こういった方のお役に立てる記事になっています。

 

「そんなに上手い話はあるの?」という感じだけど、内容はいたってマジメです。

高校生の時から「ピアノの上達につながるような本はないかな?」

と探していたけど、その中で「これはピアノの上達の役に立った!」

というものが、いくつかありました。

本記事は、そんな本を集めた記事になっています!

読んだだけでピアノが上手くなる本

スミマセン、注意点があります

初心者の方は、本を読んでもピアノを弾けるようになるのは、難しいと思います。

それはサッカーの本を読んでも上達しないのと、同じような理由…。

下記のような方は、本を読んだだけで、ピアノが上手くなる可能性はすごく高いです!

  • 初心者はすでに突破している
  • 中学生以上
  • 音高、音大に通っている
  • すでにすごくピアノが上手い

こういった方には、間違いなくお役に立てる本ばかりです!

ではいろいろとご紹介してみます!

 

その1:ピアノ演奏芸術 ゲンリッヒ・ネイガウス

あまりにも有名すぎるのですが…この本を紹介しないわけにはいかないです。(ピアノで最も有名な本は間違いなくコレです)

ネイガウスというのは、あのリヒテル、ギレリスを育てた名教師。

ピアノの歴史上、一番有名かつ一番ピアノを教えるのが上手いと言われている方です。

そしてネイガウスは、ブーニンのおじいさんにも当たる方。

子孫も、門下生もとにかく優秀な人を輩出しまくった方です。

ピアノの本を探していたら、間違いなく最初に読んでみるべき本です。

 

その2:ピアノ演奏の基礎 ジョゼフ・レヴィーン

レヴィーン先生という方は、日本でもトップクラスに有名な中村紘子さんを指導した方です。

中村紘子さんは「レヴィーン先生の指導ゆえ、ショパンコンクール で入賞できた」

と語っています。

さらに中村紘子さんがショパンコンクールで入賞した時、レヴィーン先生の門下生が他にもたくさんいたことで有名です。

薄い本で、しかも1000円以下で手に入るけど、内容はとにかく濃いです。

 

その3:ピアノが上手になる人、ならない人  小林仁

小林仁先生は、ショパンコンクールで入賞後、東京芸大の名教授として、長年ご活躍された方です。

この著書は、芸大の教授時代に執筆されたとのこと。

僕自身、高校生の時にこの本の前著「ピアノ練習室」という本を、図書館で偶然見つけて、大変感銘を受けました。

この本は、その「ピアノ練習室」を小林先生が2012年に書き直し、出版したもの。

音大時代に友人の数人にすすめてみたところ、みんな「すごく面白い!」と言ってました。

ピアノを真剣に取り組んでいる、中学生〜大学生に、特にオススメの本です。

 

その4:メナヘム・プレスラーのピアノレッスン

現在90代で、なお精力的に活躍しているメナヘムプレスラーさんの著書。

日本で数年前にプレスラーさんがリサイタルをやったところ、日本中から有名な評論家や音大の教授やピアニストの方が殺到しました。

それくらい、多くの方の尊敬を集めている音楽の巨人です。

以前、バイオリンの庄司沙耶香さんの伴奏をされていて、そのあまり上手すぎて驚いたことがあります。

プレスラーさんは、国際コンクールに参加する若手にもたくさん指導されたりもしています。

ややレベルの高い本だけど、必ず上達のヒントが見つけることができるはず。

 

その5:音符ではなく、音楽を!

この本は、世界のトップで活躍するピアニストに片っ端からインタビューした本です。

「音楽を学ぶ」というより「名人の思考を学ぶ」に近い印象。

本屋で偶然見つけて、あまりのクオリティの高さに驚き、即購入しました。

やや厚く、ボリュームもたっぷり、価格も高いけど、読みやすく翻訳も完璧!

そしてこのシリーズは、全てオススメです。

 

その6:静寂から音楽が生まれる アンドラーシュ・シフ

これは現代最高のピアニストの一人である、アンドラーシュ・シフによって書かれた本です。

シフの自伝はもとより、音楽に対する考え方や、取り組み方まで、ヒントがたくさん詰められた本。

シフは、バッハの演奏で高い評価を受けている方ゆえ、バッハの知識を増やしたい方には、特にオススメ。

実はこの本は、個別にレビュー記事も書いています。

≫ アンドラーシュ・シフの本のレビュー記事

 

その7:リヒテルは語る

「ショパンのスケルツォ第4番。あれはまだ飛び方を習得していない天使を描いている」

これはリヒテルの言葉です。

音大時代に先生から「このリヒテルのイメージは、あまりにもすごい」とお話を伺ったことがあります。

意味としては、ちょっと専門的だけど「スケルツォの4番は冒頭から主音が出てくるまで、時間がかかる」という意味です。

(もっとわかりやすく言うと、ホ長調なのに、「ミ」の音がなかなか出てこないという意味)

この言葉もこの本の中に書かれている内容です。

コンクールに挑戦していて「完成度が上がってきたけど、どうにかもう一段、演奏のレベルをあげたい!」

と言うような時に、特に役に立つ本だと思います。

ちなみにリヒテルは、ピアノの歴史上、最も素晴らしいピアニストの一人の方。

 

その8:ピアノを語る

この本は、バレンボイム、ポリーニ、アラウ、リヒテル、ブレンデルという巨匠の5人にインタビューした本。

この本を読むと、この5人が何を考えてピアノを演奏したり、練習しているのかがわかります。

ファンの方が読み物として読むにも楽しいし、ピアノの上達のヒントとして読む。

と、このどちらにもオススメできる良書です!

 

その9:エフゲニー・キーシン自伝

キーシンも現代の最高のピアニストの一人です。

この本では、そんなキーシンのピアノに対する考え方や、唯一の指導者アンナ・カントール先生の指導法まで幅広く学ぶことができます。

キーシンはグリンカの「ひばり」という作品で運指も行っていて、そちらも合わせてオススメ。(楽譜)

もちろん自伝なので、キーシンのファンの方にも最高。

 

その10:マウリツィオ・ポリーニ 現代最高峰のピアニストのすべて

この本は「音楽の友」という雑誌の中で、ポリーニにインタビューした長年の記録を全て集めたもの。

この本も上記の本と同じく、ポリーニのピアノに対する考え方や、演奏している時の思考など、多くのことが学べます。

さらにルービンシュタインからもアドヴァイスを受けていて、それらの言葉も本当にピアノの上達に役に立ちます。

 

その11:アルドチッコリーニ わが人生 ピアノ演奏の秘密

アルドチッコリーニ

この本は、別記事でレビューもしているけど、前半は伝記のような内容で、後半はピアノの上達に役に立つような内容になっている著書です。

» アルド・チッコリーニ わが人生 ピアノ演奏の秘密をレビュー

翻訳は、日本人で唯一2021年のショパンコンクールで審査員に選ばれた、海老彰子さんによるもの。

海老先生は、チッコリーニの元ピアノを学ばれた方です。

 

その12:バッハ演奏ハンドブック

クラウディオ・ソラレス

この本は、バッハを演奏する時に必要な知識がマルッと入っています

バッハに関しては、いろいろな人がいろいろなことを言うので、何が正解なのか正直わからない…

みたいなことが起こりがち…

この著書をを書いたクラウディオ・ソアレス先生は、バッハを教える名人として知られる方で、田村響さんなど国際コンクールの入賞者を多数輩出した方。

さらにバッハの権威であった、ハンス・ライグラフ先生に師事してバッハの勉強されたという点でも、信頼性の高いポイントです!

別記事でレビューもしています!

» バッハ演奏ハンドブックをレビュー

 

まとめ:読んだだけで、ピアノが上手くなる本

「本を読んだだけで、本当にピアノが上手くなるの???」

「絶対になる!」とは言えないけど、必ずヒントになるものが詰まっていることは確かです。

長い時間のレッスンより、名人のさりげない「一言」が、ピアノを上達させてくれることは、本当によくあることです。

一つでも、ヒントになるような本が見つかれば幸いです!

(また良い本が見つかり次第、増やしていく予定)

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