あとコンクールで弾くなら難しいものを選んだ方がいいのかな?
こういった方のお役に立てる記事になっています。
本記事の信頼性
- ピアノの研究をされていた「長岡敏夫」さんの説。日本の大ピアニスト「園田高弘」さんの説。バッハの初稿を参考にしてます
- もちろん自分で全て演奏した経験があります
- ピアノを習いに来てくれる方の反応も参考にしてます
ちなみに参考文献は以下の2冊です。
バッハの初稿については、園田版に記載がありました。
園田版については、インベンションとシンフォニアのおすすめ楽譜や教材の記事の中でも解説しています。
バッハ【インベンション 】練習する順番は?「難易度の解説あり」
バッハのインベンション ってすごいレベルに差があるってわけじゃないけど、そのままやると2番でつまづきますよね?
1番は簡単だけど2番は割と難しい。
というわけで理想的な順番を考えてみたいと思います。
まずは、先ほどご紹介した「長岡説」「園田説」「バッハの初稿」を比較してみます。
バッハ【インベンション 】3つの説の順番と難易度を比較
まずは、長岡敏夫さんの説から。
1、4、8、13、10、11、14、15、3、2、6、5、7、9、12
次に、園田高弘さんの説。
1、3、4、7、10、13、14、15、2、8、5、6、9、11、12
最後、バッハ様の初稿
1、4、7、8、10、13、15、14、12、11、9、6、5、3、2
1番を最初に練習してみるのは間違いなさそうです!
バッハの初稿は調整の順番に並んでいるんだけど、もしかしたらバッハが「難易度を意識していたかもしれない」ということで参考にしています。
バッハ【インベンション 】3つの難易度に分けて順番に並べる
主観は入れずに上記でご紹介した3つ説の平均をとって分けてみました。
レベル1
1、4、8、10、13
レベル2
2、3、6、7、11、14、15
レベル3
5、9、12、
自分で弾いてみた体感としては、「大きな差はないけど、少し差はあるかな」といった感じ。
上記の順番から並べてみると、
1、4、8、10、13、2、3、6、7、11、14、15、5、9、12
バッハ【インベンション 】各曲に難易度をつけてみる
これは、上記の情報と僕のが経験に基づいてつけてみた各曲の難易度になります。
それでは順番に!
- 第1番:
- 第2番:
- 第3番:
- 第4番:
- 第5番:
- 第6番:
- 第7番:
- 第8番:
- 第9番:
- 第10番:
- 第11番:
- 第12番:
- 第13番:
- 第14番:
- 第15番:
5段階にしてみたけど、すごくレベルに差があるわけではないです。
あくまでも微差。
その微差を分けてみた感じです!
バッハ【インベンション 】コンクールで弾くなら難易度は大事?
1番がもっとも簡単だとは思うけど‥この曲でコンクールで受賞している方もいらっしゃいますね。(「インベンション 1番」とかでgoogle検索をすれば入賞した方の演奏が聴けます)
ということは、コンクールで難易度はそこまで関係していないと思われます。
また個人的には、基本的に好きなの選べばいいと思っています(あくまでインベンションの難易度は微差なので)
もし迷ったら「みんなが難しいといっているものを選べばどうかな?」といった感じです。
インベンションの知識を増やす名著:クラウディオ・ソアレス
こちらは、バッハの指導で権威のクラウディオ・ソアレスさんの著書
国際コンクールの入賞者を多数輩出している名教師の本です
もし、バッハの演奏に悩んでいたり、バッハの指導に悩んでいたら、こちらの著書がオススメです
もちろんインベンションに関する、有益な情報も多数アリ
» 詳しくは、こちらの別記事「バッハ演奏ハンドブックをレビュー」もどうぞ
まとめ:バッハ【インベンション 】練習する順番は?「難易度の解説あり」
1番を最初にやってみるのは多分世界共通かと。
難しさって人にも感覚で変わるから「絶対にこの順番!」ってものはなさそうですね。
とはいえ、この順番1、4、8、10、13、2、3、6、7、11、14、15、5、9、12
が少しはお役に立てるはず。
もちろん、長岡説でやってみることや園田説でやってみることも素晴らしいと思います。少しマニアックだけどバッハの初稿でということも。
あとは、素晴らしいインベンションの名演奏を聴いて気に入ったものから練習するのが良いと思います。
下記の記事におすすめの演奏はまとめてありますので、参考にしてみてください。
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