ピアノ曲の解説

【選び方】インベンションとシンフォニアでおすすめの楽譜は?

 

こんにちは!

 

バッハのインベンションとシンフォニアっていろいろな楽譜があるよね。いっぱいありすぎて迷ってしまうよ‥

 

こういった方のお役に立てる記事になっています。

 

本記事の信頼性

  • ご紹介している楽譜は全て自分で使用した経験のあるものです
  • 実際に習いに来ていただいている方におすすめしている楽譜です
  • この記事の作成のため、2021年現在、手に入るの楽譜、ほぼ全ての教材に目を通しました
  • バッハのインベンションとは20年以上のお付き合いです笑

結論を先に言ってしまうと、原典版「ヘンレ版」小鍛治邦隆先生中井 正子先生の作られた教材この2つを併用することが最適だと思っています。

とはいえ他にもおすすめの楽譜はありますので、具体的におすすめ理由を含めて解説していきます。

 

【選び方】インベンションとシンフォニアでおすすめの楽譜は?

インベンションとシンフォニアは、原典版から選ぶのがベター

原典版とは、「バッハが書いていないことは楽譜に書いていない」という楽譜のこと。

なので、世の中にはたくさんヒントとして色々な解釈が書かれた楽譜がたくさんあります。

なので、原典版の反対は、校訂版と呼ばれています。

校訂版はすごく親切だけど、バッハの楽譜を初めて見るのなら原典版の方がおすすめです。

その理由は、バッハの解釈ってとにかくたくさんあるから。

もし気になる方は、下記の記事でインベンションとシンフォニアの動画をまとめていますので参考にしてみてください。

それぞれ全く違う演奏をしているのがわかるかと思います。

バッハ【インベンション】おすすめのCDと動画

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原典版にも欠点がある

それは、完全に独学をしている人が、この原典版だけでインベンションとシンフォニアを勉強する場合です。

この対処法は後ほどご紹介いたします。

 

【インベンションとシンフォニア】3つの原典版を比較

「じゃ〜原典版にしようかな」って思うかもですが、原典版にも実はたくさんあるんです。

とはいえ、主に世界中で使われいるのは以下の3つだけなのでご安心ください。

ではまとめてみます。

  • ヘンレ版
  • ベーレンライター版
  • ウィーン原典版

とこの3つです。

ではそれぞれの特徴をまとめてみたいと思います。

 

ヘンレ版

このヘンレ版が世界でも一番使われているし、ポピュラーな楽譜です。

僕自身、子供の頃に使っていました。

この楽譜の良いところは、なんと言ってもその使いやすさと見やすさと信頼性。

それから高級感があって見た目が美しいこともおすすめできる理由です。

ヘンレ版の唯一の欠点としては、日本語訳がないこと。

とはいえ特に必要ではないですし、同じ内容が先ほどご紹介したおすすめ教材の方にも出ているので心配ないかと思います。

 

ヘンレ版の特徴まとめ

  • 信頼度(使用している人の数):
  • 使いやすさ :
  • 美しさ:
  • 運指の使いやすさ(指使い):
  • 価格:

 

 

ベーレンライター版

このベーレンライター版は最近どんどんその評価が上がってきている印象です。

シンプルで見やすさもあって魅力があります。

また少し専門的な話だと、ヘンレ版とはトリルの位置が異なっていて、「ヘンレ版のこのトリルなんとなく良くないような‥」

なんていう時に役に立ったりもします。

運指がないため、初心者の方は不向きかと思います。「使いがない方がいい」という方にはおすすめです。

 

ベーレンライター版まとめ

  • 信頼度:
  • 使いやすさ:
  • 美しさ:
  • 運指の使いやすさ:なし
  • 価格:

 

 

ウィーン原典版

このウィーン原典版も歴史があってたくさんの人に使われている楽譜です。

ヘンレ版よりウィーン原典版の方が、信頼できるという方も一定数いらっしゃる印象です。(研究が新しいなど)

このウィーン原典版の欠点って楽譜がひらきにくくて使いにくいということと、運指(指使い)が使いにくいかなって思うことがあります。

とはいえ原典版ゆえに上記の2つと大差はないです。

それから2021年現在、このウィーン原典版は原典版の中でかなり価格が低い。

もし迷ったら価格の低いものを選ぶのも良いかもしれません。

どの楽譜も基本的に素晴らしいということです。

 

ウィーン原典版のまとめ

  • 信頼度:
  • 使いやすさ:
  • 美しさ:
  • 運指の使いやすさ:
  • 価格:

 

 

インベンションとシンフォニアの校訂版ってどうなの?

では3つの有名な校訂版について解説してみます。

以下の3つです。

  • 全音楽出版(市田版)
  • 園田高弘版
  • ブゾーニ版

 

全音楽出版(市田版)

この楽譜は日本で特に人気のある楽譜です。

校訂版の中では、圧倒的な人気を誇ります。

内容としても、楽譜自体は限りなく原典版に近いので、この楽譜を原典版の代わりに使うことも可能です。

それからなんといってもこの楽譜のいいところは、日本のバッハの権威である市田義一郎さんの解説があるということ。

とはいえ素晴らしいものの、初心者の方がこの解説を役に立たせることができるかというと、かなり難しいです。

スミマセン、とにかく難解です。

かなりインベンションに精通した人が「あ〜こういう解釈もあるんだな〜」って思う感じで役に立つかと思います。

なので、もし迷ったら原典版の方が良いのでは?って思ってます。

 

市田版のまとめ

  • 信頼度:
  • 使いやすさ:
  • 美しさ:
  • 運指の使いやすさ:
  • 価格:

 

園田高弘版

これは、日本の大ピアニストであった園田高弘さんが校訂された楽譜です。

研究者ではなく演奏家が校訂しただけあって、かなり実践的で使いやすい楽譜になっています。

フレージング、テンポの設定、曲の順番など、とにかくかゆいところに手の届いた素晴らしい楽譜です。

実は、僕自身この楽譜はかなりお気に入りです。

また楽譜の美しさや、見やすさ、運指の使いやすさがあります。

欠点としては、最初の一冊として適切じゃないな、ということです。

「インベンションとシンフォニアをどうやったらもっとうまく演奏できるだろう?」

って考えている方やコンクールでいい成績をとりたい方に特におすすめできる一冊です。

今、園田高弘さんのインベンションの演奏はユーチューブで聴くことも可能です。

気になる方はこちらの記事を参考にしてください。

もし気に入ったらこの園田高弘版を検討してみるのも良いかと思います。

 

園田高弘版のまとめ

  • 信頼度:
  • 使いやすさ:
  • 美しさ:
  • 運指の使いやすさ:
  • 価格:

 

ブゾーニ版

この楽譜は元祖校訂版という感じで、100年以上も世界中で使われています。

バッハの演奏の解釈に使えるかというと、ものすごく使えます。

とはいえこの楽譜を1冊目に選ぶのは、全くおすすめできないです。

トリルの記号も全て、音符になおしてあって親切なのですが、原典版ととにかく全く違う楽譜になっているためです。

ただ、バッハの演奏のアイディアがあまりあるほどに散りばめられています。

さすがは大音楽家、ブゾーニの作った楽譜です。

なので、原典版とこのブゾーニ版を併用するのであればとにかく素晴らしい楽譜です。

 

「かなりおすすめ!」インベンション・シンフォニアの教材

これは、冒頭でお伝えした、小鍛治邦隆先生中井 正子先生の作られた教材です。

これは、研究者と演奏家が共同で作られているだけあって、とにかくバランスよく必要な情報が全て詰め込まれています。

おそらく全ての校訂版も研究されているのだと思います。

演奏の表現方法は、ブゾーニ版に近いです。

また分析についても、市田版よりわかりやすく実践で使いやすい内容になっています。

具体的には専門的になってしまうけど、主題の場所とアーティキュレーションがわかりやすいのです。

それゆえ、原典版とこの本の併用は最強のコンビといえる思います。

欠点としては、これはあくまで分析と演奏の手引きなので、

これ一冊だけで練習しようとすると、あまりに詳しく楽譜に書かれてあるから見にくいということです。

コンクールでうまく演奏したり、教えたりする時には必読書と言えそうです。

 

まとめ:【選び方】インベンションとシンフォニアでおすすめの楽譜は?

最後に、もし迷ったらこちらを参考にしてください。

  • 何買っていいかわからない→ヘンレ版
  • コスパの良い楽譜が良い→ウィーン原典版
  • 2冊目に迷っている→演奏の手引き(最後にご紹介した教材)
  • 園田高弘さんの演奏のファン→園田版
  • 歴史ある校訂版が欲しい→ブゾーニ版

となります。

少しでも参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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