こんにちは。
という方向けに、知っておくと良いことをまとめました。
ピアノをある程度やったことのある人と、まったくやったことのない方で「かなり知識の差があるな〜」と思いましたので、まとめておいた感じです。
ピアノをやって「すごくハッピー」な人と「やって後悔…」という方が2極化しやすい業界ですので、ぜひ参考にしてみてください!
ピアノを始める前に知っておいた方が良い3つのこと
1. 練習は「毎日」100%必要
しかも最低ラインとして「1日に30分」くらいは練習しないと、上達はほぼゼロです。
「こどもの頃ピアノを習っていたけど、今はまったく弾けない…」という方がたくさんいるけど、そんな理由からです。
ピアノの格言で「1日サボると自分が分かり、2日サボると評論家が分かり、3日サボると聴衆が分かる」ということは有名で「1日サボると3日分落ちる」とも言われています。
特に初心者のうちは、1日サボるだけで特に退化するので、かなりの覚悟が必要なことは確かです。
イメージとしては「練習せずにバク宙できるようになりたい」に近いです。笑
さらに詳しくは下記もどうぞ。
-
【ピアノ】練習時間はどれくらい必要?「レベル別の解説」
続きを見る
2. 楽器は必要【パターンは3つ】
ですので、ピアノをもたずにピアノを習うのはかなりナンセンスです。
主に楽器は3通りで、
- グランドピアノ:1番上達しやすい
- アップライトピアノ:ある程度まで上達する(音大受験前くらい?)
- 電子ピアノ:上達しにくいけど、はじめに試すのはアリ
こんなイメージです。
迷ったらアップライトピアノがオススメで、多くの方がまずはアップライトピアノではじめていますね。
気になる方は、下記で詳しく書いてます。
-
【安心】アップライトピアノを買って後悔しないための記事
続きを見る
3. ピアノは向き不向きが大きい
ピアノは特にはじめてみると「幸不幸」がハッキリわかれるものでもあります。
例えば、
- 楽しい→上達→楽しい→上達→ハッピー
- つまらない→上達しない→つまらない→地獄…笑
このとおり。
見極めはカンタン
- はじめてすぐ楽しそうか?
- 毎日30分練習しても苦痛じゃないか?
ピアノに向いてなさそうなら、やめておいて他のことを探すのも手です。
何歳からピアノをはじめる??
「忖度なし」に事実を書いてしまうと、
- 普通の才能の子→6歳くらい
- 将来、専門的にピアノをやる子→4歳くらい(体感的に、イメージ100人に1人くらいだと思います)
「ピアノ」=「なるべく小さい時にはじめた方がいい」という常識みたいなものがあるけど、基本的にはマーケティングで、もし30分ほどピアノに向かえないなら、やめておいた方が良いと思います。
例えばショパンコンクールで1位をとったチョソンジンさんは、ピアノをはじめたのが7歳のとき。
早ければ良いというものではなく、ピアノの場合「持って生まれた才能」の方が、ずっと大きいのは事実です。
ここからは、「やめておいた方が良いタイプ」をガッツリまとめてみました。笑
ピアノはやめておいた方が良いタイプ
- 子供がイヤがってる
- 親がやらせたいだけ
- 練習がとにかくキライ
- 音楽に興味なし
世間を見渡せばわかると思うけど、
「子供の頃ピアノをやっていたけど、とにかくイヤだった…」という方が大量発生しています。笑
走るのに向いている人も、向いていない人もいるように、すごく向き不向きが大きいです。
ぜひ無理をなさらずに!笑
ピアノが楽しいならこんなに最高なものはない
96歳の大ピアニスト「メナヘム・プレスラー」は、著書「メナヘム・プレスラーのピアノ・レッスン」の中で、「音楽ほど豊かなものはない。音楽に出会って最高に幸せな人生」と語っています。
96歳の大ピアニストが語ることで、この言葉の意味は深いです。
ですので、そんな意味からも「ピアノで苦しんではいけない‥」と思っています。
ピアノ子供の才能を伸ばす3つのヒント
最後にピアノを始めたお子さんの才能を伸ばすヒントをまとめて終わります。
- 親御さんが音楽(ピアノ)が好き
- 家にピアノをやる環境がある
- 名演を聴く
順番にサクッと。
1. 親御さんがピアノが好き
ピアノはひとりで練習するものなので、基本的には「孤独」です。
サッカーとかだと、みんなでやりますからね。
ですので「親御さんがピアノが好きだと、子供も上達しやすい」です。
これはボクが数10年ピアノの世界を見てきた感想で、100%当てはまります。
もし今「ベートーヴェンのピアノソナタ?ちゃんと聴いたことはない…」という感じでも、ちょっと興味を持つだけで、かなり子供さんの成長スピードは変わってきます。
2. 家にピアノをやる環境がある
上記に近いものもあるだけど、例えば
「テレビをつけたままピアノを練習…」とか「まわりがガヤガヤしている中で、なんとなく練習‥」というのは、かなり上達しにくいです。
「ピアノ=集中力」で、練習できる環境をつくってあげることはすごく重要です。
親御さんが興味があると、しっかり耳を傾けるので、そんな意味でも上達しやすいですね。
3. 名演を聴く
例えば「野球をやってるけど大谷翔平は知らない」とか「イチロー知らない」ということはないですよね?
でもピアノの場合は、わりと孤独なこともあって、こんな例が多いです。
ピアノをやってて「ポリーニを知らない」「ショパンコンクールって何?」としたら、かなりマズいです…。
「イチローを知らないで野球をやっている」という感じ。
今は、ユーチューブなどでもたくさん名演奏が聴けるので、積極的に聴くことで上達スピードが10倍とか普通に変わりますよ!
まとめ:ピアノを始める前に知っておいた方が良いこと
結論はやっぱり、「本人がピアノを好きか?」「親御さんがピアノを好きか?」ということ。
これで天国にもなるし、地獄にもなります。笑
それでは終わりです。
少しでも参考になれば幸いです。