こんにちは。
こういった方のお役に立てる記事になっています。
ラフマニノフ練習曲「音の絵」の難易度は?「op33とop39」
この肖像画、手が長い、そして指が長い‥‥。
人により難易度が変わるはず
この曲を作ったラフマニノフは12度の音程が片手で弾けたとのこと。
12度の音程というのは、つまり「ド」からオクターブ上の「ソ」まで」。
日本人ではこんなに手を大きい人は滅多にいないはず。
当たり前だけど、手の大きい人が作った曲ってどうしても大きい手が必要‥
というか、手が大きい方が弾きやすいことは確かですね。
つまり手の小さい人には難易度が高くて、手の大きい人には難易度が低い。
なので手の大きい人は、絶対にラフマニノフに挑戦した方が実力以上の評価が得られるはず。
逆に言うと、手の小さい方が挑戦する時は「不利」だということは意識しておいた方が良いかもですね。
ショパンの練習曲と難易度の違いは?
ここは完全に主観になってしまうけど、
- ショパン:練習しても弾けないのでは?と思うような難しさ(op10-2とか‥)
- ラフマニノフ:頑張ればなんとかなる難しさ
そして譜読みの難易度で言えば、間違いなく「ラフマニノフ」ですね。
とはいえ「コツを掴むと意外と弾ける‥」
これがショパンの練習曲との違いだと思いますね。
難易度を3段階に分けてみた
どれも難しいし、ややナンセンスだけど参考までに!
レベル3
- op33-6,9
- op39-1,3,5,6,9
レベル2
- op33-5,7
- op39-4,7,8
レベル1
- op33-2,3,8
- op39-2
全体的には、一般的にも作品39の方が「難易度が高い」とされていますね。
挑戦するなら高校生以上かな
中学生でも手の大きい人は挑戦してみても良いと思うけど‥
「成長期に負担がかかったりしないのかな?」とか「将来、腱鞘炎になってしまったりしないかな?」
なんて思ってしまいます。
キーシンなんかは、確か10代前半でラフマニノフも多少弾いていたはず。
無理しないことですね‥
コンクールでも難易度は関係ない
もちろんエチュードとして選曲するなら速い曲である必要がありますが‥
あとは基本的にどれも音が多くて難易度が高いので、他の曲とのバランス、全体の構成で選ぶのがベストかな?
といういった感じです。
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挑戦するならブージー&ホークス社の一択
1969年にop33と39ともにブージー&ホークス社から出版されています。
日本では他に全音から出版されているけど、よほど楽譜が高騰していない以外は、どこをとってもブージー&ホークス社の一択ですね。
一時期は、かなり値段が高騰していたけど、2021年現在かなりロシアの楽譜も値段が安定してきています。
なお、表紙のデザインは変更されている可能性があります。
それではサクッと短い記事ですが終わります!
難易度は関係なく、名曲であることは確かなので、ぜひ挑戦してみてください!