こんにちは。
すごい美人で有名なピアニスト「エレーヌグリモー」さんについてです。
「美人でピアノがうまくて有名になったの?」
というと、これは全く違いますね。
本を読んでも良く分かるけど、ものすごく素朴な方です。
幼い頃は天才少女だったけど「共感覚」というものを持っていて、狼の心が分かったり、音に色を感じる能力があるのだそうです。
演奏を聴いてみると、「確かに普通の人間ではないな‥」
ということがよくわかります。もちろん良い意味です。
それでは、とんでもない魅力をもったピアニスト「エレーヌ・グリモー」さんをご紹介してみようと思います。
狼を育てる美人!エレーヌ・グリモーの魅力って?「評価不能の名人」
野生の狼との交流できる「共感覚」
共感覚というのは、「ある一つの刺激に対して、通常の感覚だけでなく 異なる種類の感覚も自動的に生じる知覚現象をいう。」(引用wikipidia)
ということらしいです。
例えば、NHKで特集されていたのを参考にすると、
こんな感じに数字に、色を感じて、5は「青」、3は「黄色」。
つまり「青」と「黄色」を足すと黄緑だから「7」。
みたいに感じる特殊な感覚だそうです。
エレーヌ・グリモーさんは、さらに狼の心まで読み取れるとのこと。
そんなこともあって、1999年からニューヨークに狼保護センターを設立して、野生の狼の保護活動までされているのです。
ベートーヴェンも「調性に色を感じる」と語っているから、もしかしたら現代でいうところの共感覚を持っていたかもしれませんね。
幼い頃は天才少女だけど‥
あまりにも特赦な感覚を持っているがために「ひとりの友達もおらず、校庭の隅にうずくまっていた。自傷行為、強迫的整理壁、ひきこもり症状などと闘っていて、救ってくれたのは、本と自然とピアノとオオカミだった」
と著書の中で語られています。
演奏を聴いてみると、その研ぎ澄まされた感覚、魅力的な音色、野生的な力強さ、その全てを感じることができます。
モデルをすすめられたほどの超美人
著書の中でも「ピアニストなんかやめてモデルにならないか?」
と話しかけられたり、「美人で注目されるのはイヤ」
というような表記があります。
まるで野生の動物のような感覚を持った方ですから「そりゃそう‥」ですよね。
とにかく演奏を聴けば、わかります‥
全ては2冊の著書に
もし詳しく「エレーヌ・グリモー」さんについて知りたければ、彼女の著書を読んでみるのがベスト。
一つ目は「野生のしらべ」
ピアノの天才少女ではあったけど、自傷行為をしたり、引きこもりだったり、かなり壮絶な半生を語った自伝的なエッセイになっています。
もう一つは「幸せのレッスン」という著書。
これは、「野生のしらべ」から、10年ほどたってから書かれています。
この本は、演奏に疲れてしまったことで自分を見つめ直す旅に出かけ、そこで新しい気付きを得ていく物語になっています。
エレーヌ・グリモーのオススメ演奏【無料あり】
ご紹介の前に…CDでも買えるけど Amazon Music Unlimitedでしたらすべて聴くことが可能です。
30日間は、無料ですので検討してみる価値は高いと思います。
詳しくは下記をどうぞ。
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Amazon「Music Unlimited」クラシック音楽を聴いた感想
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ラフマニノフ ピアノソナタ第2番
グリモーはこの作品で有名になったそうです。
最初の録音はなんと15歳!天才ですね‥
澄み切った音で、力強い、魅力の塊のような演奏です。
ブラームス ピアノソナタ第3番
グリモーはフランス人だけど、フランスものの作品(ラヴェルやドビュッシー)よりも、ロシア作品やドイツ作品の方に心を惹かれるとのことです。
このピアノソナタ第3番なんかは、女性ではあまり弾くことがない壮大な作品だけど、グリモーの良さを一番感じる演奏でもあります。
個人的には一番オススメの演奏。
ニューアルバム「メッセンジャー(使者)」
グリモーは「公演は短い瞬間に時間が止まった感じを与えなければなりません。今回の公演も『刹那の魔法』を見せたいです」
と語っているけど、この音源からも同じ印象を受けます。
そんなグリモーの最新の録音です。
いつもCDにはコンセプトがあるけど、今回はモーツアルトとウクライナの現代作曲家ヴァレンティン・シルヴェストロフの作品を合わせています。
どの演奏も魅力的ですので、ぜひ聴いてみてください!