こんにちは。
中学生におすすめできるピアノ曲をまとめました。
中学生にオススメなピアノ曲を選んだ基準
- 指にムリがない
- 譜読みが難しすぎない
- コンクールの中学生部門、高校入試でも使われている
※ 自分が中学生の時に演奏した経験と、指導させていただいた経験も参考に入れています。
中学生におすすめなピアノ曲の一覧
バロック時代〜作曲された年代順にまとめてあります。
バロックのピアノ曲(1600年代〜)
バロック音楽のメリット・デメリット
「指に負担は少ない。しかし譜読みが難しいものがある。曲は基本的に地味」
例えば、バッハのフーガとかだと、ものすごく難易度が高いのにすごく地味なので「一般受け」は、しにくいですね。
- ヘンデル:調子の良い鍛冶屋(5分)→ 負担少ない、聴衆のウケも良い!
- バッハ:平均律 → 最高のピアノ曲、簡単な作品を選ぶ必要あり(初めてなら1巻の13番あたりがオススメ)
- バッハ:フランス組曲 → 譜読みがしやすく、美しい
- バッハ:イタリア協奏曲 → 親しみやすい、楽しい!
- スカルラッティ:ソナタ → ミケランジェリ、ホロヴィッツの名演から探すのはオススメ
古典派のピアノ曲(1700年代〜)
古典派のピアノ曲のメリット・デメリット
「ハイドン、モーツアルトはどれでもOK。ベートーヴェンの作品だけしっかりと選ぶ必要あり。古典派の譜読みは一番カンタン」
- ハイドン:ピアノソナタ → 山ほどあるので、YouTubeで「ハイドン ピアノソナタ」と検索を!
- モーツアルト:ピアノソナタ→ YouTubeで「モールアルト ピアノソナタ」と検索を!
- モールアルト:ロンドk485(5分)→演奏時間も適度で挑戦しやすい
- ベートーヴェン:ピアノソナタ第1〜18番、24,25番あたりは演奏しやすい
- ベートーヴェン:創作主題による6つの変奏曲(10分) → 譜読みしやすい、演奏効果は低い
- ベートーヴェン:創作主題による32の変奏曲 (10分)→ 演奏効果が高い、難易度はやや高い、指の負担も少しある
ロマン派のピアノ曲(1800年代〜)
ロマン派のピアノ曲のメリット・デメリット
「演奏効果が高い、実力以上に聴こえる。指の負担は大きいので、曲を選ぶ必要あり。譜読みが難しいものも多数」
- メンデルスゾーン:ロンドカプリチオーソ(7分)→ 譜読み優しい、演奏効果も高い
- メンデルスゾーン:厳格な変奏曲(13分)→ 指の負担少ない、演奏効果は高い
- シューベルト:即興曲op90-2,4(5分)→ 譜読み優しい、演奏効果は低いけど名曲
- リスト:小人の踊り、軽やかさ(4分)→ 指に負担が少なくリストの作品に取り組める
- リスト:泉のほとりで(5分)→ 上記と同じ
- リスト:愛の夢(5分)→ 有名作品、上手く弾くのは難しい
- リスト:ため息(5分)→ 負担は少なく名曲
- リスト:パガニーニ練習曲から → 難易度は高いけど、負担は少ない(有名なのは3番の「ラ・カンパネラ」)
- ショパン:スケルツォ第2番(10分)→ 中学生で取り組む方が多いですね
- ショパン:練習曲→ 指の負担が大きいので、個人差が大きい
- ショパン:ポロネーズ第1〜4番 → 有名なのは3番の「軍隊」
- ブラームス:ラプソディ1,2番 → 演奏効果高い、やや指への負担あり
- シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化→ 抜粋でもOK!
- シューマン:アベック変奏曲(8分) → 演奏効果は高い、取り組みやすい
- シューマン:森の情景 → 抜粋でもOK!
- モシュコフスキー:練習曲op97 → 演奏効果が高い、指の負担が少ない、ショパンのエチュードより簡単
近現代のピアノ曲(1900年代〜)
近現代のピアノ曲のメリット・デメリット
「演奏効果が高い、譜読みが難しいものもある、指に負担が大きいものは注意」
※ フランス作品は指の負担が少なくて、ロシア作品は基本的に指への負担が大きいです
- ドビュッシー:子供の領分 → 気に入った作品の抜粋でOK!
- ドビュッシー:前奏曲集1巻→ 2巻より1巻の方が譜読みしやすい、演奏効果も高い
- ドビュッシー作品全般→基本的にどれも取り組みやすい。YouTubeで「ドビュッシー ピアノ」とかで検索もあり
- ラヴェル:水の戯れ(5分)→ 難易度はかなり高い、演奏効果は高い
- ラヴェル:ソナチネ → 抜粋でもOK!指に負担が少なく、演奏効果も高い、譜読みもしやすい
- プロコフィエフ:ピアノソナタ第1~3番 → 演奏効果が高い、指の負担はやや大きい
- スクリャービン:ピアノソナタ第2番 → 演奏効果が高い、取り組みやすいロシア作品
- ラフマニノフ:基本的に指の負担が大きいので、個人差あり、ゆっくりした曲はアリかと(前奏曲など)
こんなピアノ曲が弾きたい!に答えて…【男子OK】
Googleの検索ボリュームを調べていたら、「中学生 男子 かっこいい曲」で調べている方が多いので、参考までにまとめました。
おまけとして、「癒し系」「オシャレ」も載せてます!
かっこいいピアノ曲が弾きたい!
- ヘンデル:調子の良い鍛冶屋
- ベートーヴェン:創作主題による32の変奏曲
- ショパン:軍隊ポロネーズ(英雄より指の負担が少ない)
- リスト:パガニーニ練習曲
- ブラームス:ラプソディ1,2番
- シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化
- ラヴェル:水の戯れ
癒し系のピアノ曲が弾きたい!
- バッハ:フランス組曲
- シューベルト:即興曲op90
- シューベルト:ピアノソナタ第13番など
- リスト:愛の夢
- リスト:ため息
- ショパン:ノクターン
オシャレなピアノ曲が弾きたい!
- バッハ:イタリア協奏曲
- リスト:小人の踊り、軽やかさ
- ドビュッシー、ラヴェルなどフランス作品すべて
ここには載せていないけど、「プーランク、フォーレ、カプースチン」などもオシャレなピアノ曲だと思います。
この3人の作曲家は、YouTubeやAmazonの「Music Unlimited」などで調べると見つかるかと思います。
まとめ:中学生におすすめなピアノ曲【楽しいがベスト】
まとめてみたけど、基本的にピアノ曲は山ほどあります…。
なので、「偶然気に入った曲」とか、「友達が弾いていた」、「YouTubeで同い年くらいの子が弾いていて気に入った…」
などで選ぶのもアリだと思います。
コンクールとか入試とかでなければ、一番の選ぶポイントは「楽しそう」かどうかかと。
「楽しいそう」→「練習する」→「上達する」みたいな感じで、上達スピードがまるで変わってくるはずです。
それでは終わりです!また、良さそうな曲が見つかれば随時アップしていきますね!
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