こんにちは。
結論、もちろんグランドピアノがあった方がやっぱり有利ではありますね‥
とはいえ「必ず必要?」と言うとそんなこともないので、大丈夫な理由も含めてお伝えできればと思います。
ピアノコンクール「アップライトピアノはどこまで通用する?」
グランドピアノで練習は理想ではあるけど、高価だったり、場所をとったり、防音が必要だったりと色々と大変なことがありますよね。
小学生もグランドピアノで練習した方がいい?
小学生のうちから「音楽の道に進みたい!」
って真剣に考えているお子さんでしたら、グランドピアノの購入を検討してみると良いかと思います。
チャイコフスキーコンクールで日本人として初めて1位になった上原彩子さんも、小学校5年生の時からグランドピアノで練習していたそうです。
もし、そこまでではないのなら、なくても大丈夫。
ターニングポイントは?
もし「音楽高校とか音楽大学に進学したいな」って思った時、もしくは進学したあたりのタイミングがアップライトから、グランドピアノへの買い替えを検討するのがおすすめ。
理由はもちろん、練習するピアノで差がついてしまうから。
それでもなくても大丈夫な場合もあります。
ちょっと例をあげると‥
ラファウ・ブレハッチはアップライトピアノ を使ってた
ラファウ・ブレハッチさんは、2005年にショパンコンクールで1位をとったポーランド人ピアニストです。
彼が浜松国際ピアノコンクールで第2位を受賞するまでグランドピアノを持っていなかったそうです。
つまり、アップライトピアノでも国際コンクールで優勝できるぐらいのレベルまでいけると言うこと。
おそらくアップライトのハンデがあってもそれ以上の才能があった。と言うことでもあるかと思います。
本番前にグランドピアノに触るのは必須
とはいえ、本番前は必ずグランドピアノに触れた方が良いことは当然かもですね。
ブレハッチさんも、浜松国際ピアノコンクールの前だけグランドピアノをレンタルしていたそうです。
小林仁先生のお言葉
小林仁先生は、長いこと東京芸大で教鞭を取られていて、現在は名誉教授。
現在は85歳とのことで、日本のピアノ界の巨人のお一人です。
小林先生は、こちらの著書の中で「グランドピアノを購入するのは、自分でお金を得られるようになってからでも遅くない」
と語られています。
ちなみに小林先生は、高齢にもかかわらずセミナーや公開レッスンを現役でなさっています。
気になる方は、こちらのピティナのサイトをどうぞ。
現役時代は、たくさんの優秀なピアニストを育てられた小林先生だけど、現在は子供さんにも公開レッスンなどで指導をされているそうで、
「びっくりするほどピアノが上達した」との声が多数。
本当にすごい方ですね。
こちらの小林先生の著書は、現役で東京芸大の教授をされていた時(数十年前)に書かれた「ピアノの練習室」という本を新しくしたもので、
僕も高校時代に図書館で偶然発見して、ものすごく感銘したことを覚えています。
ピアノがある程度弾けるようになった方なら、どなたでもすごく役に立つ本なので、ぜひ読んでみてください!
終わりです。