こんにちは。
こういった方のお役に立てる記事になっています。
子供編、大人編と分けてあります。
それではまずは子供編から。
【子供編】ハノンはいつからはじめるのがベスト?
子供編は「実力と年齢」に分けてみます。
実力:バイエル卒業はしてないとキツイ
ハノンを弾くことは簡単ですよね?
とはいえそれでもバイエルを卒業するくらいは弾けないと、かなりキツイです。
「ブルクミュラーとどちらが難しい」とたまにご質問をいただくけど、間違いなくブルクミュラーの方が難しい‥(ハノンの前半に限る)
ハノンの前半は簡単
ハノンの後半は難しいけど、音階が出てくる39番くらいまでは同じ音形の塊だからかなり簡単。
それゆえ「バイエル卒業」のレベルでも取り組みやすいことは確かです。
年齢:目安は10歳「3年生くらい」
ハノンは何のためにやるのか?というともちろん「指のトレーニング」のため。
もちろん指のトレーニングは筋トレに比べたら負担が少ないものの、それでも多少の負担はありますよね。
「小学校1、2年生に指のトレーニング?」
という感じなので、基本的に3年生くらいからオススメしています。
実際に自分も小学校3年生からハノンを練習したけど、その時は何の負担もなく練習していた記憶がハッキリと残っています。
なので結論は「3年生くらいになったらはじめる」で大丈夫だと思います。
ハノンの楽譜は大人用でOK
「ハノンも子供用がいい」とか「ジャズハノンってどうなの?」
とご質問をいただくけど、基本大人用でOK!
ブルクミュラーは逆に子供用の方が使いやすいですね。
ハノンはそもそもが音符自体は簡単なので「子供用の必要ないよね?」
と思っています。
実際にいろいろな子供さんに大人用のハノンをオススメしているけど、「使いにくい‥」という話は聞いたことがないです。
楽譜は下記の全音楽出版のもので大丈夫です。
【大人編】ハノンはいつからはじめるのがベスト?
余談:大人もハノンをやるべき??
結論、やった方が良いと思いますよ‥笑
大人になってからはじめるととにかく指が言うことを聞いてくれないですからね。
真剣にやればトレーニングの原則「ルーの法則」に従って指が動くようになるはず。
ではいつからハノンをはじめる?に戻りますね。
バイエルレベルは卒業してないとキツイ
ハノンは簡単。だけどさすがに楽譜が読めないとキツイです。
なので、楽譜がある程度読めればOK!
後半からはだんだん難しくなってくると思うけど、それに合わせて実力も上がってくると思うので大丈夫です。
まとめ:ハノンはいつから?「賛否両論あるけど‥」
ハノンが賛否両論ある理由としては、
- 退屈‥
- 機械的で音楽的じゃない
- 他の曲で十分テクニックはつくよ
といったもの。
フジコ・ヘミングさんもハノンは全力で否定なさっていますね。
僕としては、基本中立な感じ。
ハノンが退屈でつまらなくて苦痛だったら、何も無理してやることはないと思っています。
それでもハノンの効果があることは確かかと。
なかなか普通の人は、体系立ててピアノのテクニックを習得するのって難しいですからね。
ものすごく才能があって、意識の高い方なら逆にモーツアルトのソナタでも練習していれば自然と身についてしまうと思います。
ちなみにハノンは1819年生まれの作曲家。あのショパンやシューマンとほぼ同じ時期ですね。
その頃から優秀な練習曲として有名なんです。
これだけでもかなりすごい!
200年近く廃れない練習曲って今後もそんなに生まれないんじゃないかな〜と。
賛否両論あれど、まずは取り組んでみるのがベストかと思います。
それでは終わります!